ランニングシューズ・チャレンジ〜美への挑戦〜 | ABYSS 〜 アビス 〜

ランニングシューズ・チャレンジ〜美への挑戦〜

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みんなは人生、何周目?

どうも、人生2周目のモテカワ美女、

佐々木バージニアです。

 

 

前回の記事のあらすじ
22年間、能動的処女である佐々木バージニア。

「人生2周目だとすべてイージーモード」と豪語する彼女が「恋愛」というカテゴリーにおいて選んだのはなんと、ハードモードだった……!

 

「この積年の処女を受け渡すにふさわしい人物は、もう社長しかいない。」

 

そう決めたバージニアは、社長を落とすために立ち上がるーーー。

 

 

 

ハードモードを選んだ2周目の人生とは言え、

 

私って見ての通り、

すでにいい女じゃないですか?

 

 

なんか聖母マリアのごとく処女受胎できる気がする。

なんならキリスト何人も産める気がする。

 

 

だから、そのうち神格化されて新興宗教(ジニア教)までできて、

宗教戦争まで勃発してしまったらどうしようと思うと不安で夜も眠れないんですよね。

 

 

 

だから、人生4周目あたりの「石原さとみ」にしとけば

この先、みんな平和に生きていけると思うし、

社長を落として積年の処女も晴らせるし、

私にとって一石二鳥でしかないっていう考えに落ちついたんです。

 

 

じゃあ、どうすれば程良い具合で「石原さとみ」に落ちつけるのか。

さっそく、私「佐々木バージニア」と「石原さとみ」の相違を検証してみました。

 

石原さとみに落ちつくために

 

(こちら、人生4周目の石原さとみ)

 

(こちら、人生2周目の佐々木バージニア)

 

 

上記の写真を比較してみると、

全体的にこれといった違いはないじゃないですか。

 

まあ強いて言えば、私には「石原さとみ」にはついていない

 

謎の顎肉

 

があるってくらいですね。唯一の違いは。

雀の涙くらいの違いなので、一見見落としがちなんですけど(笑)

 

 

まずは、この謎の肉を身体から払拭するために、

ダイエットをしてみようかなって思いました。

 

 

痩せてる女が「ダイエットしなきゃ〜っ(汗)」って言ってるのを見ると

 

「は?」

 

って思う人が多いかと思うんですけど、

あんまり怒らないでほしいな〜って><(汗)

 

 

 

 

 

とにかく、私は手っ取り早く肉を落とすために、

上野から自宅のある高円寺まで走ることにしました。

 

 

丸の内OLが軽率に始める「皇居ラン」とか「ヨガ」とかの比じゃないから。

帰るのにマジで4倍の時間かかってるから。

 

 

とどまることを知らない美への欲求、

それがときには文明の利器(またの名を電車)をも凌駕する良い事例です。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、走っている途中で予期せぬ問題が発生しました。

そう、それは「靴」

 

 

なんと厚底靴では走れないのです。

颯爽と走るどころか、私が走るたびに響き渡る「ドッドッドッ」という音。

 

先日走っていたら自転車に乗っていた女子大生が

逃げるようにスピードを上げて去っていきました。

 

私が神々しすぎたから……?

 

 

とりあえず「厚底靴では走れない」と気づいた私ではありますが、

なんせ大学生なので靴を買うお金がない。

 

 

でも「石原さとみ」になって社長を落としたい……。

積年の処女を、ふさわしい人間(社長)に受け渡したいという思いは消えません。

 

 

そこで私はあることを思いつきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

役員に金をたかればいいって。

 

 

 

だってあいつら、人生1周目みたいな顔してるし。

どうせ役員だから金持ってるでしょ。

 

 

 

 

 

というか、この「づや」って役員、ブレブレすぎて

 

 

人生まだ半周もしてないんじゃないですか?

 

 

 

資本主義のこの世の中では、

一見「金がある」ヤツが上のように見えるかもしれません。

 

 

でもそんなの関係ない。

 

 

役員であろうと何であろうと、

人生周歴においては私の方が圧倒的に上の立場にいるのだから。

 

 

そう考えた私は、役員にたかってランニングシューズを買わせることに決めたのです。

 

 

役員から金を、私は靴を。

 

翌日。

役員の「づや」さんとやらがいるオフィスに来ました。

 

 

これが「づや」とかいう概念の集合体かあ。

人生半周の。

 

 

 

 

 

「づやさん、少しお時間いいですか?」

 

 

 

 

 

 

「づやさんって役員だから金持ってますよね?」

 

 

 

 

「私、ランニングシューズが欲しいんですけど、

 

じゃんけんで勝ったら買ってくれません?」

 

 

 

 

 

 

「まあ、答えはYESかはいしかないんですけど。

 

じゃあ、さっそくじゃんけんしましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さいしょはグー」

 

 

 

 

「じゃんけん」

 

 

 

 

「ぽん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(勝つとは思っていたけれども)勝った〜!」

 

 

相手は人生半周目、圧倒的格下の男とはいえ、

勝利を収めた礼儀として人並みに喜んでおきました。

 

 

 

 

喜ぶ私が可愛すぎて、すこぶるいいランニングシューズを買ってあげよう

って顔してますね。

 

 

さすが人生2周目の女、バージニア。

 

「じゃんけん」という稚拙な行為だけで

またもや男をたぶらかしてしまいました。

 

(人生2周目の女にたぶらかされ、靴を買いにいく30代男性 :づや)

づやさんの想いとランニングシューズ

 

づやさんに勝利した私はさっそく

ABC-MART上野店にやってきました。

 

 

 

 

色とりどりのランニングシューズが並ぶ店内。

1足で私の1日の給料がまるごとなくなる金額です。

 

 

 

 

 

「づやさん、これとかどう思います?」

 

 

 

 

どうやら、上目遣いで可愛らしく見上げてくる私から視線を逸したいようでした。

 

 

 

 

「づやさん、見てくださいよ。

これ、私に似合うと思いません?」

 

 

 

 

「いやあ〜似合いすぎて、

今日はインスタがはかどるなあw」

 

 

 

 

 

 

ここだけの話ですが、

そういって写真をバシャバシャ撮る私を、づやさんが温かい目で見つめていた

という話は後の世に語り継がれることになります。

 

 

 

 

「づやさん、私、このランニングシューズがほしいなあ?」

 

 

 

数あるランニングシューズの中から一つを選びとった私は、

づやさんにそう伝えました。

 

 

私の「社長を落としたい」という野望が

「遠慮」という二文字をいとも簡単に消し去ります。

 

 

 

まるで、バージニアのためなら、1銭たりともいとわない

とでも言うかのように、財布を取り出したづやさん。

彼の表情は、少し緩んでいました。

 

 

 

それもそのはず。

だって、彼が「バージニアに初めて靴を買ってあげた男」になるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この金額で私の初めての(靴を買った)男になれるのなら、

あなたは今世紀最高の買い物をしましたよ、づやさん。

 

 

 

ランニングシューズに想いをのせて

 

こうして私、バージニアは無事にランニングシューズを手に入れたのでした。

 

 

これで心置きなく高円寺まで走って帰ることができる。

そう思うと私の足はまるで翼が生えたようにアメ横へと羽ばたきだしたのです。

 

 

 

 

「づやさん、今日はありがとうございました。

 

半周目の人生で、づや至上最高の買い物ができましたね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く。

 

(撮影協力:ABC-MART上野店さま)