元童貞の赤裸々『LOVE理論』体験談 | ABYSS 〜 アビス 〜

元童貞の赤裸々『LOVE理論』体験談

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はじめまして、ハチです。
1992年生まれの26歳、大阪生まれ大阪育ちです。
4年前に上京し、現在は某Web制作会社でアシスタントエディターをしています。

 

私はこれまで、人生のプライオリティ第一位に「モテる」を置いて生きてきました。
今もモテるために食事制限をしていますし、モテるために毎朝筋トレとランニングを続けています。

モテるために毎朝スタバのコーヒーを買い、モテるために毎月一万円もする美容院に通っています。

もちろん出会いを求めて合コンに参加したり、渋谷や六本木に繰り出しナンパをしたりもしています。女性を食事に誘ったり、デートに行ったりもします。

「習うより慣れろ」という言葉がありますが、「理論を先行させるよりもまず行動」をモットーに、積極的に行動をしてきました。

 

そんな「モテるかどうか」を基準にすべて行動および言動の指針を決定させていただいている私ですが……

いまだ「どうすればモテるのか」という問いの明確な正解を見つけられておらず、行動によってその答えを出すことに限界を感じつつあります。

では逆に、体系的に、そして理論的に「モテるとは何か」「どうすればモテるのか」を学ぶことで、さらなる「モテ」を手にすることができるのではないか……?

そう考え、「恋愛」に関連した古今東西の名著やベストセラーを読み、さらにこのブログでアウトプットしていくことで、自分自身にノウハウをしっかりと蓄積させていこうと考えました。

この記事を書くことで、皆様にもそのノウハウを少なからずお裾分けできればと思っています。そしてあわよくば皆様にもここに出てくる書籍を読んでモテ男・モテ女になって頂ければなんて思っています。

 

さて、恋愛書評シリーズの第一回の書籍は『LOVE理論』という書籍です。

書評


水野敬也『LOVE理論』文響社・2013年

本について

本書は、『夢をかなえるゾウ』などの著者として有名な水野敬也氏が書いた実用書です。

自称恋愛体育教師でもある水野敬也氏が、自身の経験そして数多くの恋愛ノウハウ本を参考にして確立させた独自の男性向け恋愛理論をビシバシと教えてくれる一冊です。

恋愛系書籍のジャンルでは1、2を争う知名度のこの書籍は2007年に出版された後、コミック化、テレビドラマ化までされており、男性必読の恋愛本としての地位を確立しています。

『LOVE理論』との出会い

実はこの本、学生時代に一度読んだことがあるんです。
恋愛本を読んだのは後にも先にもこの一冊だけでした。
その頃は理論的に恋愛について考えようと思って読んだのではなく、ただ偶然に、運命的にこの本を手に取ったにすぎませんでした。

 

大阪は堺市という土地で生まれ育った私は、小学校を卒業後、私立の中高一貫校に入学しました。
中高6年間はサッカー部でキャプテンを務めており、勉強もそこそこの偏差値を誇る国立大学に進学できる程度の学力はありました。
身長170cmの筋肉質な体系に、コミュニケーション能力も申し分なかったと自負しています。

どうでしょうか。モテる条件はすべて揃っていると思いませんか。
むしろモテざるを得ないスペックだと私は思うんです。
サッカー部のキャプテンに抜擢されたとき、私はこれからくる圧倒的なモテを確信したことを今でも鮮明に覚えています。

しかし、中高6年間で私が彼女をもつことはありませんでした。
これが男子校であればまだ言い訳のひとつも言えるのですが、私が通っていた学校は共学で、むしろ女性の割合の方が高かったと思います。

さらに、大学に進学して一年が経とうとした頃、高校時代に好きだった女性から「彼氏と別れた」という連絡を受け、玉砕覚悟で告白をしたところ「友達としてしかみれない」と言われ、見事に玉砕しました。

「きっと自分には恋愛は向いていないのだろう」と本気で考えていました。

 

私が『LOVE理論』に出会ったのはそんなときです。

 

本の内容は、ざっくりいうと「モテない男性が、どのようなマインドでどのような行動をすればモテるようになり理想の彼女を作ることができるのか」ということを、独自に展開する恋愛理論によって説いていくというものです。

今思い返してみると、この本を読む絶好のタイミングだったと思います。
ユーモアを交えながら具体的な恋愛のテクニックが書かれており、女性とお付き合いをしたことがない私にとっては非常に読みやすく、恋愛体育教師の水野先生はだれよりも頼りになる先生でした。

当時、なぜこの本を手に取ったのかは忘れてしまいましたが、半年に一冊程度のペースで読書をしていた私に取ってこの本を購入したことは奇跡的な出来事でした。

大失恋が理由か、この本を読んだことが理由かは定かではありませんが、この時期から私の恋愛観が大きく変わりはじめたことは間違いありません。恋愛という意味に限っては人生のターニングポイントだったと思っています。

少し遅れた大学デビュー

当時、この本を読んだ時に感じたことは、
「恋愛に対する根本的な考え方を変え、見た目を変え、行動を変えることでモテることができる」ということでした。

 

“「モテる」とは「変わる」ということだ。”
(引用:水野敬也『LOVE理論』65ページ)

作中でも水野氏は変わることの重要性を何度も主張しています。
そして私は少し遅れた大学デビューを果たすことになります。

髪色を明るくし、服装を姉に選んでもらい、陽気で気さくなキャラクターを演じるようになり、サークルやバイト、合コンなど出会いの場を増やしに増やしました。
一言でいうとチャラくなったんです。

このように聞くと、皆さんは「あ、きもいな」と思うかもしれません。
今思うと、この大学デビューが最適解ではなかったかもしれません。

しかし、結果としてはモテ始めたんです。
サークルやバイト先の女の子と遊ぶ機会も増え、彼女もでき、そして「卒業」もしました。

“ほとんどの男に共通するフラれる理由、それは
「余裕がなかった」
からだ。”
(引用:水野敬也『LOVE理論』15ページ)

最初に本を読んだ時には、この意味が理解しきれなかったのですが、
「卒業」したころの私には確かに「余裕」がありました。

そして思い返してみると、中高時代にモテていた藤川や西本にも余裕があったように感じます。
別の言葉でいうとすれば「クールさ」のようなものが彼らにはありました。
数年遅れにして私もクールな男になれたのです。大学デビューによって。

今、改めてこの本を読んで

今回数年ぶりにこの本を読み返してみて、改めて行動することの重要性を感じました。
しかし、学生時代に読んだときには感じなかった違和感を覚えました。

それは、「モテる」の定義についてです。

自分の中では「モテる」とは受身的なものだと考えていました。
つまり「何もしなくても多くの女性から好意をもたれる状態」だと考えていたんです。

しかし、本書では自らが変わり行動を起こすことによって自発的に女性との関係性を築いていくことを「モテる」と定義しているように感じます。

自らを偽り、周りの目も気にせずに出会いの機会を増やし、女性を騙すようにして家に連れ込む。
これが果たして「モテる」ということなのでしょうか。

 

最後に書かれている理論に「ファーストラブ理論」というものがあります。
内容は「ここまでなんやかんやテクニックを教えてきたが、真実の愛を探すためには本来の自分を捨てないというのもありだよ」
というものであり、一見ここまでに書いてきたこととはまったく真逆の内容です。

“初恋のような、身を焦がすような恋愛をしたいのであれば、女の好みに合わせるのではなく、自分という名の井戸を掘り続けなければならない。”
(引用:水野敬也『LOVE理論』254ページ)

ここまで、考え方や見た目や行動を変えることで女性からモテることができると説いてきて、
最後の最後に「本当の自分を捨てるな」といったことが書かれているんです。

 

そしてエピローグでは、この世界における偉大な真実の一つとしてこのように記されています。
“女は、好きになった男の全てを好きになる。”
(引用:水野敬也『LOVE理論』261ページ)

顔がブサイクでも、背が低くても、話すのが下手でも、好きになってしまえばその全てが好きになる。

おそらく、本書を通して作者が伝えたいことは、
「逆説的だが、本当の自分を好きになってもらうためには、まず好きになってもらう必要がある」
ということなのではないかと思います。

本書においても、モテることにおいて何を正解にするかは結論を出していませんが、
私はこれを「受身的なモテのために自発的なモテが必要」というふうに捉えました。

 

自発的なモテのための手段は本書にしっかりと書かれているので
是非みなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか。